悪質業者の見分け方とは
外壁塗装工事の真価は5年、10年後に問われます。
塗った直後はキレイに見えていても、3年もしないうちにすぐに剥がれてしまうようでは、
業者選びを間違えてしまった可能性があります。
世間には悪徳リフォーム業者が存在しており、詐欺の被害が後を絶ちません。
外壁塗装は一般の人には工程や相場などが分かりにくいため、その知識不足に付け込んで手抜き工事を行ったり、
高額な請求をしたりする業者が多いとも言われています。
「支払うお金に見合った、建物の寿命を延ばす適切な塗装」
「10年後も剥がれない、満足できる塗装」
をしていただくために、ぬり館工房が悪質業者の見分け方を伝授いたします。
ポイント1 不安を煽る営業トーク
「いま塗り替えないと、雨がもり大変な事になりますよ」
「もう壁の中の柱が腐っています」
「もうすぐ壁が崩壊します」
もちろん、傷んだ家は直すのが遅くなるほどお金がかかりますが、「今すぐ」の状態であることは、ほとんどありません。
とくに塗り替えるだけで直る様な劣化では、検討する時間は十分にあります。
不安をあおって契約を急がせるのは詐欺と同じ手口ですので、安易に上記のような言葉を口にする営業マンには気を付けましょう。
第一、良心的な業者はそのような勧誘は行いません。
ただし、大切な家の事を考えると10年位で外壁や屋根の塗り替えするのがベストです。
その時期がきましたら、専門業者に診断を依頼しましょう。
無料診断について詳しくはこちらをご覧ください。
ポイント2 代表的な手口『モニター価格』
「販売実績をつくりたいので、モニターを募集しています。」
「お客様のお宅をモデルにさせていただく代わりに、通常の半額で工事します。」
これは悪質リフォーム会社に限らず、あらゆる詐欺の代表的な手口です。
通常価格を異常高く設定しておくことで、まるで半額がとても安くなったかのように錯覚させています。
このケースは「お買得」「お値打ち」などの言葉に弱い年寄りに被害に合われる方が多いようです。
離れて暮らすご家族がおられる方はご注意なさってください。
騙されないためには、複数の信頼できる業者を比較して、相場を知っておくことが大切です。
ポイント3 電機屋さんもびっくり。格安値引き。
「値段の安さはどこにも負けません。比較してください!」
電機屋さんでよく耳にするセリフです。
安くできる理由を尋ねると
「塗料を大量に仕入れるため、お値打ちにできます」
「時間と手間を省いてコストカットしています」
???
大量仕入で安くできるにも限度がありますし、
省ける手間とはどの工程でしょうか。そのような作業は始めからあってはいけません。
真面目に仕事をしている専門業者からすると、話に無理があると感じます。
このような業者は、安くするために大事な手間を省いている可能性が非常に高いです。
つまり、手抜き工事をすることで安くしているのです。
ポイント4 「3名様限定特価!○○円より」チラシのうたい文句にご注意ください。
チラシによく書かれているこの言葉
「3名様限定特価!○○円より」
「○○円より」が曲者です。
これは、「塗装ってこんなに安いの?それならやってみよう!」と、
相場がわからないお客さんに電話を掛けてもらう為の呼び水です。
実際に話を聞いてみると
・足場代金は別になります
・出張費用が掛かります
・3名様は決まってしまったのですが、サービス価格にしておきます
などなど…。次から次へオプションが加わり、最初の費用は何だったのか、と騙されたような気持ちになることも。
よくある手口ですが、誠実な会社ではこのようなチラシ表記はありえません。
対処法としては、チラシに記載されている内容を事前によく確認してみること。
(別途費用がかかるなど細かな注釈がついていかなかなど)
また、相場とかけ離れた値段には裏があると疑ってかかることも必要です。
ポイント5 「オリジナル塗料」にはご用心
「我社の塗料は日本で唯一の技術が詰め込まれたオリジナル商品です。優秀な開発チームが研究の末に開発しました。」
このように言われてどう感じるでしょうか。
「すごそうな技術だな。この会社でしか扱っていないのか…ここに決めよう!」そう思われた方。騙されないでください。
日本には50年以上塗料を研究し、作り続けている会社があります。
・ロックペイント株式会社
・日本特殊塗料株式会社
・エスケー化研株式会社
・大日本塗料株式会社
・AGCポリマー建材株式会社
・日本ペイント
・関西ペイント
名前をあげた塗料会社さんのうち、どれかは聞いたことがあると思います。
実際にはもっと沢山の優秀な塗料メーカーがあります。
世界に誇る製造技術を持ち、長年にわたり塗料を研究している会社が作れない塗料を、
飛び込み営業の会社が、そう簡単に作れるでしょうか。
種明かしをすると、この類の会社は大手塗料メーカーと年間契約しています。
つまり、年間に何千本の塗料を仕入れる代わりに、塗料の缶のデザインや塗料の名前を
自社オリジナルに見えるよう変更してもよい、という権利を買っているのです。
塗料に付加価値をつけるための戦略と言えるかもしれません。
その結果、缶の中身は大手メーカーと同じにもかかわらず、
契約料が上乗せになるため、普通より塗料費が高くつくことになります。
ポイント6 言葉のあや?「○○のほうから来ました」に注意
「農協のほうから来ました」と言われたら、皆さんはどう思いますか?
当然、農協の職員さんなんだろうと思うのが普通の考え方です。
しかし、悪徳業者の中にはこれを利用する者もいます。
『農協だと思って契約したら、実は「単に農協の方角から来た人」だった』
これは実際にあった話です。
農協が人を騙すわけがないと思って契約したら、全然違う会社だった、というわけです。
見分けるのはなかなか難しそうですが、やはりすぐに契約しないことが重要です。
悪質業者の見分け方 まとめ
まとめると、以下のようになります。
・契約を急かす業者には注意する(すぐに契約しない)
・相場より安すぎる/高すぎる場合は疑ってみる
・「今なら半額」「モニター価格」に飛びつかない
・オリジナル塗料に注意する
信頼できる業者に、適正料金で正しい施工を依頼しましょう!
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