兵庫県神戸市須磨区 K様邸5
カラーベスト(スレート)屋根の雨漏り修理と遮熱塗装。傷んだ棟部を新設し、使える屋根材は塗装で強化。
2017年10月 台風の暴風雨で雨漏り
ホームページからお問い合わせをいただきました。
超大型だった台風21号の暴風雨で雨漏りが3か所発生し、困っておられました。
風災害保険使用での修理ご希望でご連絡頂き、調査にお伺いしました。
雨漏りは3か所で、2ヶ所は2階の天井から、もう1か所はサッシからということでした。
後日、弊社にご依頼いただいた「決め手」は何かお伺いしたところ、
雨漏りについて『一番自信があった』のでお願いした、ということでした。
施工前
※サムネイル画像のクリックでメイン画像を切り替えます。
雨漏りの原因は棟板金
まず、屋根の上からの調査を行います。
屋根材はアーバニーというカラーベスト(スレート)です。
K様邸の屋根は急勾配で、足場がない状態で上がるのは熟練の職人でも怖いのですが、
登ってみると棟部の板金がずいぶん傷んでいることがわかりました。
その後お家の中から屋根裏(小屋裏)の調査をしました。
お客様も一緒に屋根裏に入っていただき、暗い中電気で屋根裏を照らしながら確認し、
雨漏りの箇所は棟板金だと特定しました。
雨漏りの原因である棟板金の修理と一緒に、屋根の塗装が劣化しているので、
電気代が下がる「遮熱塗装」をされることになりました。
K様邸 基本データ
住所 | 兵庫県神戸市須磨区 |
---|---|
築年数 | 25年 |
工事費用 | 約80万円 |
工期 | 8日 |
工事内容 | 【屋根工事】 ・足場工事 ・棟板金撤去新設工事 ・地瓦一部撤去復旧 ・抜き板新設 ・棟違い部板金工事 【屋根塗装工事】 ・高圧洗浄 ・下地カチオンシーラー ・屋根塗装(遮熱塗装 パラサーモ) |
施工中
屋根修理工事(棟板金撤去新設工事)
※サムネイル画像のクリックでメイン画像を切り替えます。
屋根の平面と平面の繋ぎ目の部分には、「棟(むね)」というものが必ずあります。
瓦の場合は棟瓦という丸い瓦で仕上げるのですが、
スレートやセメント瓦などの屋根材は、棟部分を板金で仕上げます。
雨漏りの原因は、この繋ぎ目部分の棟板金が劣化したり、
施工不良で雨が入ったりして雨が入り込むことにあります。
屋根材・板金の下地として張ってある、防水シートや木材まで雨が沁み込んできて、
天井に伝って来てはじめてわかることが多いです。
①棟板金撤去
まず板金のまわりの屋根材を一旦はずし、
傷んだ板金部分を撤去します。
②劣化箇所
下地部分が劣化しているのがよくわかります。
木材や防水紙も雨でボロボロになっています。
③ルーフィング(防水紙)、抜き板(木材)撤去新設
傷んだ防水紙と木材を取り除き、新しい材料で施工します。
取り合い部はコーキング処理して雨を防ぐ処置をします。
④棟板金工事 完了
板金をかぶせて屋根材も元通りに復旧し、完成です。
⑤大棟抜き板新設
屋根の一番大きい部分の棟板金を補修します。
⑥大棟板金工事 完了
劣化していた棟板金がキレイに生まれ変わりました!
これで雨漏りの心配からも解放されます。
屋根塗装工事(遮熱塗料・パラサーモ 屋根材:アーバニー) その1
※サムネイル画像のクリックでメイン画像を切り替えます。
屋根の補修工事が終わったら、続いては遮熱塗装です。
屋根の塗装は、遮熱効果のある塗料を使用することで、
熱を防いで温度が下がります。夏場の電気代も安くなります!
パラサーモは防かび・防藻性による耐久性も高い優秀な遮熱塗料です。
①② 高圧洗浄
水圧で汚れをぐんぐん落としていきます。
③塗装の材料です。
塗布面積と厚みを計算して塗布量を決めています。
職人というのは経験がものをいう仕事ですが、
経験という曖昧なものだけではなく、
きちんとした知識と数値に基づいて管理しています。
翔飛工業では、国家資格である
「一級塗装管理技士」の資格を持った塗装技術者が、
確かな知識と豊富な経験で、
塗り替えの色のご相談や仕上がりの管理を行っています。
その時々の気候や温湿度などで、
作業内容を変えて最高の仕上がりになるよう努力しています。
④シーラー(下塗り)
⑤劣化の激しい一面は、カラーシーラーで下地二回塗りしています。
⑥中塗り(グレー)
K様邸では1回目と2回目の色を変えて塗装しています。
屋根塗装工事(遮熱塗料・パラサーモ 屋根材:アーバニー) その2
※サムネイル画像のクリックでメイン画像を切り替えます。
①スジ入れ
屋根材の形がうろこ状なので、
境目が塗り漏れになってしまわないように、一枚一枚塗装します。
②上塗り
中塗りより一段濃い色で塗っていきます。
③④ 劣化部吸い込み止まらず、再度上塗り
塗装の仕上がり具合を確認しながら、必要な箇所には再度塗りを重ねていきます。
翔飛工業では、国家資格である
「一級塗装管理技士」の資格を持った塗装技術者が、
確かな知識と豊富な経験で、
塗り替えの色のご相談や仕上がりの管理を行っています。
その時々の気候や温湿度などで、
作業内容を変えて最高の仕上がりになるよう努力しています。
⑤⑥ 完工
塗装が完了し、艶が出てとてもキレイな仕上がりになりました!
施工後
棟板金 全箇所交換、屋根遮熱塗装
※サムネイル画像のクリックでメイン画像を切り替えます。
施工担当の振り返り
お客様の想いに応えたい
K様は慎重かつ知識のある方で、屋根工事や塗装工事について仕事の内容をよくご存知でした。
「塗装は1度目と2度目の色を変えて欲しい」「工程表を出して欲しい」
「工事後には報告書と保証書を発行してほしい」、といくつかご要望を頂きましたが、
私ども職人からするとどれも当然のことで、きちんとご要望を伝えていただける方が少なくなっている中、知識が高く、家にこだわりや愛着を持っておられるお客様とお仕事できるのはとても嬉しいことです。
工事を決められるまでにも、わからないことは逐一ご質問を頂き、
ひとつひとつにご納得頂いた上で、信頼して工事のご依頼を頂けたようです。
また、工事前の近隣挨拶にも一緒に行って頂き、
ご近所様とも何もトラブルなく、気持ちよく終える事が出来ました。
足場設置や塗装工事に際して、敷地内の車を移動して頂いたり、
協力的に動いて頂け、スムーズに工事を進めることができ、無事に予定通り完了しました。
お客様の声
- 電話対応(受付など)について、大きな声で明るく丁寧に対応できましたか?
- 希望日時に調査できましたか?また、指定時間に遅れずお伺いできましたか?
- 屋根調査の対応について、ご説明は丁寧にできていましたか?
- 見積書の内容について、詳細を解りやすくきちんと説明できていましたか?
- 職人の対応(マナー・工事姿勢・説明)はいかがでしたか?
- 工事は見積通りの施工でしたか?追加工事の時はきちんと説明がありましたか?
- 数多くの中から弊社に工事を決めていただいた理由を教えてください。
一番自信があったのでお願いしました。(雨漏り修理について)
- その他ご意見、感想など自由にお書きください。
ありがとうございました。
雨漏りの修理については様子をみます。